学生時代に、友人と共に、京都で前衛的な音楽をやっていた仲間の音源を独立系のレーベルとして販売・配信していたサイトでした。
文筆に優れた友人が素晴らしいライナーノーツを書き、草薙がシステム企画と開発・運用を担当していました。 Napsterが出たばかりの1990年代末期に、音楽配信事業を計画していたのは野心的だったとは思います。
ただ、当時の日本では 1.5Mbps の専用線でも非常に高価で、仮に10Mbps にスケールアップしようとすると、個人向けのサービスから得られる売り上げでは、零細スタートアップではとても資金計画が成り立たないほどの費用が掛かりました。大資本か、膨大なコンテンツの出版権を持っているかのいずれかでなければ事業化できないという学びを得ました。
発展する機会はあったのかも知れませんが、草薙が東京にて就職した後は時間も資金もままならず、やむなく閉鎖しました。