登山家

登山家はそこに山があるから山に登ると言う。山が高ければ高いほど、彼の情熱はかき立てられると言う。
翻って、勤め人はそこに仕事があるから仕事をするのだろうか。
登山家は自ら山を登ることを選ぶが、業務については必ずしも自ら選び望んだことができるわけではない。
業務が困難であればあるほど、その情熱はかき立てられるのだろうか。
山なら高さに限りもあろうが、絶望的に終わりの見えない業務が存在する場合、彼は自らを守るために業務を放棄することも辞さないだろう。
最近、仲介を業務とする人々は、我々下々の者を登山家と勘違いしているのではないかと説に思う。

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