西に向かう新幹線のデッキで財布に溜め込んだレシートと明細を整理して気付いた。
半年前の同日と比べて、普通預金残高がやや減っている。投資信託に預けていた方も失敗したがそれとは関係ない。
その前の半年に比べると最近は少し出歩くようになって、多少服や靴を買ったりもするようになった。しかし、一人で飲みに行く回数がその分以上に減っているので、寧ろ収支はプラスのはず。
以前と違うところを挙げるなら、今年は国内旅費が増えている。しかし計算してみると、以前から実家に帰省はしていたし、京都に足しげく通ったりしていた分が振り替わっている程度だ。会社の同僚のように、長い休みの度に海外に出る事はしていない。
家にある楽器の何本かは壊れたままだけれど、すぐに使う予定はないので修理していない。どの機材も三年は新調していない。
昼はなるべく安い弁当で済ませているし、会社の飲み会は歓送迎会以外はなるべく参加を見合わせている。
家賃は8万で変わらず、携帯代は最近一万円を切る。
なるべくその他の欲も抑えているはずなのになぜだろう。
そこで収入の事を考えてみる。この一年はモチベーションが上がらず、ルールも守れず会社に対して寄与できた部分も少ないので、昇給しないのは仕方がないと思う。副業は禁止されているし、そもそも起きている時間のほとんどは通勤と会社で過ごすのでその余裕もない。25万弱の今の手取りは分相応かと思い込んでいたがこれが違うのか。
そうか、これが格差か。