投稿日: 2007年12月11日2022年2月24日 投稿者: k2.works夢の風景 (14)右腕に暖かな重さを感じて見ると君が笑っていた。 昔から、わかりきっているのに名前を聞いて答えてもらうという、ある種のトートロジー的な儀式が二人の間にあったが、今はその答えが返ってくるだけでも感慨深かった。 東向きの部屋に差し込む朝の光の中で、君はただ、とても無邪気に笑っていた。