「歩兵、突撃」

前に向いて走れと言われても、戦況は思わしくない。

下を向けば地雷原、そうかと言って下ばかり見て走ると首吊りトラップに捕まるのだ。ちょうどこんな感じで罠がぶら下がっている。

人は自分の負うべき責任のみを負い、他人の責任まで負うことはないということを自己責任の原則と呼ぶ。対応する権限のない事や、自分の力や作業範囲では対処しようのない事の結果にまで責任を負えというのは暴論だと思う。力で抑えて命じたとしても出来ないものは出来ない。

世間に照らしてみて、そんなに暴利を要求しているわけでもないのだけれど、こういう疑問を持っていることからして、きっとここに来てはいけなかったんだろう。