夢の風景 (19)

僕の葬儀で、そんなに年老いていない僕は青白い顔で花に埋まっていた。

そんな僕の遺体の傍らに立つ僕自身が、白い衣に包まれた骸の肩を軽く叩き、「もう頑張らなくていいよ、人生上手く行かなかったけれど、次に未来か過去かどこかに何かで生まれ変わったら、その時に上手くやればいいよ、仕方ないよ」と語りかけていた。

もう頑張りたくても頑張れないのに何を言っているんだろうと、第三者の視点から呆れるばかりだった。
もはやさして問題ではないのだけれど。