日本の会社員の会社への忠誠心が世界最低レベルに下がっているとの記事を読んだ。終身雇用の名残で会社に不満があっても転職しないのではという分析があったがそれは違うと思う。
単にこんな景気で辞めてまともな転職先が見つかる見込もなく、見通しが立たないからだろう。一体誰がまともな生活をしているというんだ。
自分の場合、4年少しで3回も職を変えているのに言える立場でもないけれど会社への忠誠心はあるほうで、生活に困りさえしなければ起きていられる間なら働く。残業代もボーナスももらわず、必要な時は給料が数ヶ月止まっても働いた。正直、労働者の権利とか労働法規をあまり気にしたことがないので、以前はよく倒れて病院に通っていた。それでも会社は辞めなかった。
一度目の転職は会社の倒産、二度目は名古屋への転勤の拒否と、同時に鬱で自分が働けなかったため会社に申し訳なく依願退職する形だった。今はやたらと業績がいい会社なので、給料は安いながら自分の能力相応に感じるので特に不満を持つことはない。
多分、毎日会社で過ごすだけならこれでいいんじゃないかと思う。みな自分の義務も果たさず権利ばかり主張しすぎだ。