歌うように縋るように

今年に入って会社から姿を消す人が身近に多い。

独立した先輩、転職した同僚、勉強したい後輩、志半ばに夭逝した後輩。

当たり前に顔を合わせていても、それがあと何回あるかなんてわからない。明日の準備をして寝ても、そのまま起きて来ない人もいる。往々にして人は失ってから後悔するけれどそれほど虚しい事は他にはない。生き別れだとしても、最後に変な印象を与えると誤解されたままになる可能性がある。ひとつひとつの今日を後悔しないよう最善を尽くすよう努力し続けなければ。

そういえば実家を出て12年半になる。一年に多くても3日くらいしか帰らないのだから、両親が90くらいまで生きてもあと100回くらいしか会わないのか。思った以上に残り少ない。無駄な軋轢はやめて、たまにはせめてある程度マシな雰囲気で過ごせればと思った。

同じようにまた朝が来る。たまには色々考える。駒として生きる意味とか考える。