nerve(雑音空間) フルリニューアル

k2.works のメインサイト nerve(雑音空間) は満26周年を迎えました。

20周年から6年越しで続けていたサイトのフルリニューアルがついに完成しました。

nerve-noise.space

nerve-noise.space 画面キャプチャ―

実は10周年だった2007年にもフルリニューアルを予定していて、デザイン自体は作りかけていたものの完成はしませんでした。

2007年にリニューアル準備していた時に作ったテンプレート
没テンプレート(2007年)

今回、16年越しでの仕切り直しとさせていただきました。
スローペースでの活動が続くとは思いますが、今後はあまり長くの停止はしないように努めますので、改めてよろしくお願いいたします。

47進法、そして48進法

2008年4月、インターネットがまだ少し特別な場所で、インターネットエイプリルフールというイベントがまだ華やかに行われていた頃、存在しないものをまるであるかのようにでっち上げて堂々と発表することがよく行われていました。

47進いろは記数法というサイトは、まさにそのイベントとして作られたジョークサイトで、
「47などという素数を底とした、使いづらくどうしようもない仕組みを大真面目に作る」
というネタでした。しかし、なぜか謎解きイベントを解くカギの一つとされてしまったことから消せなくなってしまい、放置したまま2022年には開設15年目にもなってしまいました。

そうなってくるとそれなりに訪問者もあり、スマートフォン対応していなくて読みづらい・使いづらいといったご意見も多数いただくようになります。

驚くことに
「なぜ47進法なのか、48進法ならせめて使いやすいのに」
「『す』と『ん』が同じ値にマッピングされているのは双方向変換が保証されず、定義として破綻している、修正してほしい」
という大真面目な不具合報告が届くこともありました。

そして、数時間で作ったネタサイトだったので、思ってもいなかったアクセスの増加に伴ってパフォーマンスが問題になってきていました。

クローズすることも考えましたが、謎解きと思われるアクセスはそれなりにあるので、解けない謎にしてしまうのは忍びなく、直すことに決めました。


今の自分の知識で短い時間でどこまで改善できるかのタイムトライアルとして、足掛け3日、延べ12時間で以下の改善と新設を行いました。

  • パフォーマンス改善で処理負荷を20分の1に
    • APIでのプロセス内での10進演算処理を実現
    • 計算結果のオンメモリキャッシュ導入
    • 負荷軽減に伴い、入力中の自動変換をサポート
  • フロントエンドフレームワークなし → Bootstrap 5の導入
    • レスポンシブ対応によりスマートフォンの閲覧もネイティブサポート
    • 従来 jQuery で実装していたところ、全てVanilla JavaScriptに書き換え
  • なぜか改善要望として一番多くいただいていた、48進数サイト「48進いろは記数法」を新設
  • 法規対応
    • 広告を掲出しているので、個人情報保護法や海外のGDPR法制などの規制を遵守するため、所定のプライバシーポリシーを追加
  • その他
    • Google AdSense および Google Analytics を最新の設定に差し替え

何に使うのか、そしてどういう意味があるのかは、既に私の手から離れてしまっている感がありますが、きっと特定の方のお役には立っているのだと思います。

その折には、ぜひともご活用ください。

47.k2works.com RC2リリース

各方面からのご指摘に伴い、47.k2works.comに次の修正を行いました。

  • Creative Commonsに則り、サイトの情報の再利用条件を明確にしました。
  • 計算が正常に行われた場合、その計算結果へのpermalink(固定リンク)を表示するようにしました。
  • 本文中で使用している主な商標について明記しました。

47.k2works.com RC1リリース

47進いろは記数法⇔10進法 変換機を3月末から作っていましたが、ひとまず第一段階の機能は揃いました。計算精度・デザインともに一通りの確認を終えましたので、β版からRC1(リリース候補: 性能評価版)に格上げしました。しばらく動作に問題がなく、充分なパフォーマンスが出ていれば正式版となります。

次は10進数の計算式を入れると47進数に変換されてきれいな画像になる機能がほしいところです。

β版時代の修正履歴は次の通りです。

  • (2008/04/03) β4公開。JavaScript使用可能な環境とAPIにおいて、24桁の47進数で全ての桁を「せ」で埋めた場合の変換結果の10進数を逆変換可能となるよう修正した。
  • (2008/04/02) β3公開。JavaScriptを使用しない環境と携帯端末に対応。
  • (2008/04/01) 公開直後に修正を行いβ2公開。β1は廃止。
  • (2008/04/01) β1公開。