一期一会

赤い夕焼けを見ると、人の身体に流れる血を透かした光を思い浮かべる。そして本州のほぼ東の外れに住んでいる僕から見ると夕焼けの方角にいるであろう人のことを考えもする。


自分のいない自分の人生 のエントリでも書いたけれど、今日やろうと計画したにもかかわらず出来なかったことはきっと明日も出来なくて、だからこそ瞬間瞬間の思い切りが大切だと思うわけで。
去年は一年に一度しかないライブに直前のトラブルで参加出来なかったりもした。後から聞くと一生に一度しか有り得ない機会だったことも判り更に悔やむ。このところそういったことばかり重ねている気がする。
すれ違う全てを掴まえて抱え込んでおくことは多分出来ない。その日一日ずつを大切にするために、僕は今何ができるだろうか。少なくともそれは、知らない町で仕事と寝ぐらの往復に終始することではないと思うのだけれど。