夢の風景 (12)

やっと夢に出て来てくれた君は、例のParsonと書かれたトレーナーの上下を着て、あの時のように布団に俯せに寝ていた。
しばらくぶりに聞いた君の言葉は『起き上がれなくて済まないだ』だった。謝るべきはむしろ僕の方だし、永遠に許してもらえないとすら思っていた。謝らなくていい。起こせなくて本当にごめんなさい。