減俸

去年の今頃は月 20 日は会社に泊まりこんで仕事をしていた。何としてでも月内に支払をしてもらうために、本当に死ぬ気で働いた。しかし、会社が潰れる直前だったので結局その給料は支払われることはなかったのだけれど。
それに比べれば今は楽なものだ。忙しいとはいえ、丸一日の休日はなくてもほぼ毎日部屋で寝ることは出来る。それを削れば、月内にもっと仕事をこなすことは出来るはずだ。少なくとも去年の自分はそうしていたと思う。
一生懸命働いても働いても仕事に追われ続けるのは、甘んじて受けるしかない。毎月給料が出ている以上、赤字で腹を痛めているのは僕らではなく経営者なのだから。来月から全社一斉減俸になるのは売上が立たないからであり、それは現場が報いを受ける部分だ。
小言を言われるのすら嫌なら、死ぬほど働けばいい。誰にも文句を言われなくなるまで死ぬほど働いて、本当に死んでしまえばいい。死人に口なしとはよく言うが、死んでしまえば何を言われてももう知ったことか。働け、働け。

砂を噛み続けた果てには

今日事務所に戻ると、数箇所に大きな文字で張り紙がされていて、「率先して行動」「指示前に行動」「整理整頓」と書かれていた。整理整頓は当たり前だけれど、他の二つはどうなのだろうか。
今の社内では僕は上司の忠実な駒になることが求められているわけで、僕のような現場の最底辺の駒が率先して指示前に行動してしまうと、却って上司は困ってしまうのではないだろうか。まあ、明文化されていないだけで、言外に何を意図しているかはわかる。現状をもう一線踏み越えて、上司が今何を求めているかを敏感に察知して、指示される前に成果を出してそれを報告することが必要だと言われているのだ。

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振り返ってみれば

不安定ではあるが生活は出来ている。
好きなものを食べられるし、自分の甲斐性で広めの部屋を借り、楽器を並べる余裕はある。
とりあえず五体は満足だ。童顔ではあるが容姿は酷いわけでもない。
何でも相談できた友人たちも、深く愛し愛された恋人たちも、ここ10年以上ほとんど途切れることなく誰かがそばにいてくれた。
考えてみれば、それなりに幸せな人生だったと思う。
僕はまだ支えてくれた人たちに何も恩返しが出来ていないけれど、このまま逃げ切ってしまえたらなんていう無責任なことを考える。
逃げたその先に何があるわけでもなく、僕らの落ちて行く先はあそこでしかないんだけれど、逃げ込んだらそれで救われる気がするから世界には無数の宗教があるのだ。スピノザの定義する神は、唯一その真理という姿でのみ存在する。皆並んで落ちていくけれど、場所によって地面の高さが違って、叩きつけられるタイミングが違うだけだ。

死神に憑かれた業界

功徳小屋より。
どう考えても身体を傷めつけなければ渡って行けないこの業界で、次なる犠牲者が出たのかと心を痛めていたところ、それほどでもなかったようでなぜかこちらも一安心。シャレじゃ済まなくなるケースばかり見ていると、何事もなかったというだけで人の幸せを見つけた気分になってしまうけれど、これは絶対に何かに騙されているに違いない。

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名古屋入り

今日から名古屋入りである。いつまで続くのか分からない出張、先が見えない自分の身の振り方、しかしそこに仕事がある限り働くしかない。

名古屋での棲家の外観と内装はこんな感じ。

左図の外観はまあいいとして、右図の内装(エアコン)は何なのだ。床置き式なのでクーラーをかけても床しか冷えない。さらに40年前の代物なので、運転中はコンプレッサーの爆音がDADADADADADADAと響き渡る。ブレイク工業かと思うほどだ。まあ会社の経費で住まわせてもらっているわけで、文句を言うのは酷というものだが。

どうせ日が変わる頃に帰ってきて、ただ眠るだけなのだから、寝床など何であっても構わない。何も変わってなどいないのだ。