2010年吹コン課題曲Vはどんな曲なのか?

吹奏楽連盟会報「すいそうがく」182号、

2010年度吹奏楽コンクール課題曲V 「吹奏楽のためのスケルツォ 第2番《夏》」 作曲者 鹿野草平氏自らの曲紹介から抜粋。


・インスパイヤされた作品について

冒頭から練習番号[9]の1小節前は、近年流行の「電波ソング」と呼ばれるヴォーカル作品、特に2007年の神前暁氏の制作による4人の女声のための作品を、自分の音楽によって翻訳したつもりである。

これは……!

課題曲なのにスネア以外のありとあらゆる打楽器勢揃い+フルのドラムセットという編成も目を引く。暴力的な程の激しい曲想だとも聞く、何かしら凄そうな曲。譜面を見てみたい。


とりあえず、これを機会に神前さんに課題曲の委嘱フラグが立てばよいなと思いました。

ボード製作(5)

先日の 1USD=88JPY の時期に乗じて、かねてから欲しい欲しいと言っていた2つのエフェクターを米国業者から直輸入で購入した。

  • Electro-Harmonix Stereo Memory Man with Hazarai
    多機能デジタルディレイ+30秒ルーパー
  • Blackout Effectors Whetstone Analog Phaser
    変態的な超多機能アナログフェイザー

日本ではそれぞれ税込定価が5万円強+4万円強のところ、ルイジアナから送料込で499.95ドル。あわせて4万5千円程度で、しかも注文して4日目に届いた。

英語でのやり取りと英語の説明書が苦にならなければ日本の変な通販を使うより安心だしで安くつく。

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ボード製作(4)

今月頭から作り始めたボードが完成した。

  1. 右下から入力
  2. 2. FUZZ 2種類を切り替えるA/Bループ経由
  3. 3. 中央のラインセレクタに入る
  4. 4. メインの歪み2種類 (PD-01またはGov’nor)のいずれかを切り替えて使用
  5. 5. TrueBypassではないワウとディストーションのラインをループに入れて使用
  6. 6. モジュレーション系3つをループに入れて使用
  7. 7. 紫のケーブルで空間系のボードへ脱出

頑張ったところ

  • 何とか適当な材料で丈夫なボードができた(材料費数千円)
  • BF-2は自分なりに改造して組み込みうまく動作している
  • ノイズも音痩せも少ない

残念なところ

  • 電源線は全部裏通しにするはずが2箇所だけ表に出た
  • 幾つか2軍送りにしてしまわざるを得なかったので、90×45で作れば良かった

あとは2つ目のボードに空間系をセットする必要がある。

電車で持ち運ぶ方法も検討中。

ボード製作(3)

エフェクターボードを自作しようとして、週1回数時間の作業を始めて早くも1ヶ月。これだけの手間をかけるなら買った方が賢かったような気もする。

今回のボードを組むのに使おうとしているLOOP BOXは

  • A/B LOOP or BYPASS (11cm×5.5cm)
  • A/B LOOP + 2 LOOP (10.5cm×12cm)

の2つで、高機能な分かさ張ってしまい、そのスイッチを中心に据えたセッティングしかできない。

結局メインのボードには歪みとモジュレーション系まで載せて、サブの小さいボードに空間系を置くことにしたので、サブボード用に空間系バイパス用の 1 LOOPのLoop BOXが必要になった。

スペースに全く余裕がなく、既製品では入らないので極小LOOP BOXを自作することにした。

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ボード製作(2)

加工していてわかったが、800×400×9mm のベニヤ板の四方の角にゴム足をつけて中央を浮かせると、ベコベコ凹むほど弱い。最低限15mm厚の板にすべきだった。妙なところでケチってはならない。

補強のために材料を追加せざるを得なくなった。

■追加の材料

  • ゴム足 (11個使用。4個294円×3組)
  • アルミチャンネル (12×12×1000mm×2個。800mm, 200mmに切断して使用)
  • プラスチックスペーサー(8個105円×2組)
  • ステップル(U字釘。80個くらいで210円)

この他、使ってみたら工具が色々と刃が折れていたり、曲がっていたり壊れていたので新調した。

  • 丸やすり (630円)
  • 平やすり (730円)
  • 三ツ目錐 3φ (294円)
  • ネズミ錐 6φ (294円)
  • ボードドリル 8φ (1200円)
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ボード製作(1)

最低限80cm×40cmのボードを組む必要があり、そのサイズの既製品だとCAJの5万円のになってしまうので自作する事にした。

■材料

  • シナベニヤ800×400×9mm (1200円)
  • 家具用取っ手 (336円×2個)
  • 下地用防水壁紙1200×400 (720円)
  • 結束帯(黒) 30cm×30本 (650円)

塗装の関係でマジックテープを貼りたくないエフェクターがあるので、ボードに穴を開けて結束帯で留める。

音声系は表に、電源系は穴を開けてボード裏に回す。裏を通す線が多いのでゴム足を8個つけて浮かせる。

材料を買い、さあ作るかと思ったらキリの先が折れていた。

先の折れたキリを使うと、取っ手取り付け穴を1つ開けるのに10分以上かかる。

作業不能につき取っ手一つだけ付けて日曜終了。

配置予定場所だけ確認してみた。

今日はキリかドリルと5mmフリンジナットを買う。

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TBD使いへの道

7月初めにケビンシールズ御大の演奏映像を見て、Effector 13のTruly Beautiful Disasterを注文してから早くも2ヶ月、どうもTBDは本家DEVI EVERでも現在の製造元のOohLaLaでも廃番になったらしく、最後に数個だけ追加で作ってもらえることになったとのこと。

そんなロットなので「TBDはいつ届くのか?」と問い合わせると「To Be Delivered」とよくわからない返事をされ続ける日々も終わり、よりによって防災記念日に災害ファズが到着した。

7個だけ作られた、今のところ最後のロットの7番目。文字通りOohLaLa製TBDの最後の1台。

ウーララのメーカーサインと、通算シリアルナンバー358がある。

世界で358番目のオーナーというのは、この手のノイズ楽器にしては多いほうかも知れない。

ペダルは水色の、眼がロンパり気味のフェルトの縫いぐるみに入っていた。

出してみたところ。

筐体のペイントデザインは同じだけれど、スイッチやコントロールが従来のOohLaLaのレイアウト

http://www.oohlalamanufacturing.com/tbd.html

とは違い、DEVI EVER時代のレイアウト

http://www.2ndstaff.com/products/effector13/truly-beautiful-disaster.html

と同じに戻っている。

筐体は例によってJason Myroldのペイント。

早速演奏動画を撮って載せようかと思ったけれど、困ったことに1時間やそこらでは全く使いこなせずなかなか音が出ない。「思ったような音が出ない」ではなくて、「発振音しか出ない」か「ブチブチしたクリックノイズしか出ない」というレベルなので、かなり研究が必要そう。

当面は、誰かが弾いているこのデモ動画くらいまで音作りが出来ることを目指そうと思う。先は長そうだ。頭が3回くらい狂わなければ無理かもしれない。

変則三段スタック

  • Head: Orange Tiny Terror
    Rockerverbは部屋が狭すぎて爆音を使いこなせず、フルテンで使える程度に。
  • 上段: Orange PPC112 100W 1×12″
    中音域が粘っこく鳴るキャビ。
  • 下段: Marshall 1552 500W 2×15″
    これは本来ベース用。キャビの許容入力に対してヘッドのパワーが足らないかもしれないけれど、この1552は凄まじく音が抜けるので十分よく鳴る。さすが神宮前のVict○r studioで20年近く鳴らされていただけはある。

理解のある周囲、同じマンションの方々に感謝しつつ、頑張って真空管をドライブして、自宅でもいい音を録ります。

うちは環境ノイズ多いですが、うちで録ってみたい方はご相談ください。

僕らはあれからどんな道を

田舎の産業が沈滞して久しく、関東なんかには僕を含めて多くの人々が、三軒茶屋を三茶と呼ぶような意味で、それぞれがばらばらに記号化された毎日を生きている。それぞれ違った方向にでも走っている事には違いはない。

つや消しむみんを名乗る彼が今日数年ぶりのライブで歌うのを夕方突然知って、平日なのにライブを見に行った。そういえば会うの自体も7年ぶりくらいだった。

職業作家中心のバンドで、各々誰かに提供した曲のセルフカバーの持ち寄りだった。初ライブのようだったのに、流石になかなかまとまっていた。パーカッションの方が面白いキットを組まれていて、ついついそちらを見てしまう。それ以外にもパフォーマーと作家の表現の違いは個性が顕れやすくとても面白い。僕は作家自身の表現の方が生々しくて好きな事が多い。

彼の歌い方はかなり変わっていた。今の方が力が抜けていて、昔よりも自然じゃなかろうか。帰ってから考えてみたら、最後に生歌をたくさん聞いたのは三条河原で路上ライブをやった時か。そりゃ変わる。当たり前だ。

セットリストはやや擦り減った人にしみる曲が多かったように思う。作家の方々は普段僕ら以上に競争社会で激しく生きているからか。いずれにせよ全部良い曲で、あんなに小さな箱で少人数の環境で聞けたのは贅沢で幸せだった。

今日のMCや歌詞じゃないけれど、まだ時々どこを目指せばいいのか迷ったりする。ただ、迷って何もせず無駄に時を過ごすよりも、結果の良し悪しに関わらずとにかく行動して形を残した方が良い。振り返って後悔しないのはそういう事だろうと思う。僕も今年は各方面にアウトプットを増やそう。

ひぐらしに思う

ちょっと特定の人に限った話になってしまうけれど。

「ひぐらしのなく頃に」の原作のBGMから僕を知った人でこのエントリーを読まれている方はいらっしゃいますか? 例えばニコニコ動画で、こういった原作出題編MADでは半分ほどの曲が僕が書いたものだったりします。

【ニコニコ動画】ひぐらしのなく頃に 原作[出題編]メドレー

【ニコニコ動画】【出題編】ひぐらしのなく頃にメドレー

顔も知らない誰かに神だなんて言ってもらえるとは全然思っていませんでした。10年とか前に書いた曲を、2004年になって流してもらって、そして2007年のMADで。こうやって、何年も経っても、まだ僕の曲を評価してくれている人があることを本当に感謝しています。

でもまあ、やっぱりというかなんと言うか自分の箇所は音が割れている。竜騎士07さんから連絡が来た時に名古屋に出張に出ていて、自分で満足なオーディオ音源を渡せず完全に任せてしまったのが響いているのかなと思う。もちろん竜騎士07さんが悪いんじゃなくて自宅を離れて一度も帰らず何ヶ月も過ごしてた僕が悪いんだ。でも、割れてるから怖いという話もあるので、それで結果オーライだったのかもしれない。割れていたからこそその後あれだけの人が集結して一大コンテンツになったのかもしれない。

色々運命はあるんだけど、少なくとも竜騎士07さんに声をかけていただいたのは本当に幸運だった。ひぐらしの親の一人とか言っていただけたのは本当に光栄な話です。それで僕は自惚れてるのかも知れないけど、変えられない過去の一部がそうであった。それでいいじゃないか。

最近の歌物を録っている活動とは別に、昔のフリー素材で出していた曲も、人気が高いものから集めてCDにまとめたりもしていきたいと思います。