本来は11月は引継ぎをするだけのはずだったのだけれど、結局退職日まで毎日通常通り物件をやっていた。予想通りとはいえ何と言うか……スケジュール管理の概念はないのだろうか。おそらくあの会社は、今までもこれからも、必死で労働すること自体を存在意義とする以外の立ち行き方はないのではないだろうか。
例によって毎日徹夜して、文字通り本当に毎日朝日を見てから寝て9時に起きて。
仕事から解放されて、気が付いたら12月だった。11月の記憶はまるでない。
今日で28歳になる。そう言えば、27歳の誕生日も法律上はどこの会社にも所属していなかった。2年連続無職だとNETTみたいだ。自分ではそのつもりはないのだけれど。26歳の弟共々無職。両親は恐らく縁の下あたりでさめざめと泣いているんだろう。
明日はどっちだろうか。本当にあるんだろうか。無いなら無いで、せめて今を少しでも楽しませて欲しい。
完徹3日目
変わるはずの未来、変わらない日常
本来は今日で担当業務を終わらせ、書類上の退職となり、明日からは引継資料の作成を行うはずだった。
今週は無理やりにでも月末納期の仕事を終わらせなければならなかったのだけれど、社内の別の人が書いたプログラムで発生したエラーのために客先のお金絡みのデータが壊れ、急遽朝から晩まで客先事務所に常駐して復旧しなくてはならなくなった。針の筵。
おかげで自分の仕事は全くできず、この土日も徹夜作業をする羽目に。来週に入っても恐らくはしばらく終わらない。元々体調が悪いしスケジュール的に難しいと伝えていたけれど、例によって予算も納期も決まっていたから、今週は無理して徹夜してでも仕上げようと思っていた。
そもそも普通辞めることが決まった人間に新規の仕事は振らないだろうし、他人の尻拭いを必死でやった上で納期遅延を責められると本当にやる気がなくなる。自分の仕事をさせて欲しい。この体質は結局何も変わらなくて、最後までぐちゃぐちゃな状態で蹴り出される羽目になるのだろうか。
真面目に生きようとするのが馬鹿馬鹿しくなってきた。
引継ぎ
敗北
逃避は絶対悪なのか
逡巡
最近やたらと死にたいと思ったりするのは心が弱っているからなんだろう。
このままの生産性だと会社に対して迷惑ばかりかけてしまうので退職しようかと何度も考えるが、ここで辞めてしまうと次の仕事でも同じことを繰り返すだけになってしまうのではないか。だからと言って急に死んでしまっても迷惑だし、うちの会社は休職を受け入れられるような度量のある会社でもない。何とか会社に損害賠償をしなくても済むような形で決着させたいのだけれど難しそうだ。
恥を偲んで親に相談してみたら、その状況で勤め続けている方が愚かだと言われた。会社にとっても、もちろん自分にとっても良くはないことなので、一旦蹴りをつけるべきだと。このままの状態が良いとは思わないが、結局どこに行っても今より楽になることはない気がするし。
今日も何も結論は出ない。
社員管理法
能率向上のための考察
8時半起床。9時マシン起動。
25時まで作業。27時まで日報作成。
日報作成後に不具合発覚、28時半まで作業。風呂、食事、29時半就寝。
これだけ時間を使って仕事をしてもうまく回っていないのは能率が悪すぎだ。
最近指摘されたのは、疑問点を尋ねないまま直前まで過ごしてしまい、その結果品質が劣化しているという点だ。
まず、疑問点が出せるところまで作業が進んでいないところ自体が社会人失格だ。われながら言い訳がましいけれど、今まで通りに作業しているつもりが時間が盗まれたような感覚を覚えるほど、あまりにも仕事が進められないので、今週は本気で精神科に掛かろうかと思った。
でも、精神科が空いている時間に外に出られそうもなかった。最近好不調の波が大き過ぎるとは思う。
今日は何とか形には出来たけれど、このところの遅れのせいで明日からまた火の車。週末のどちらかくらいは休めるだろうか。
能率を上げないとこのまま一生休めない。気合で乗り切れるとも思えないし、まずは外圧を用意するところから始めようか。もっと追い込まれれば、嫌でもやらざるを得なくなるのだから。
法治国家、無法地帯、空気男
例によって毎日5時を過ぎて寝ているものだから、一日中本調子ではないような状態が続く。僕の周りで労働基準法が守られている現場なんて見たことがない。法律は結局既得権益を守るためのもので、個人の尊厳や権利、そして自由等は守ってくれないのだ。
このところ在宅で仕事をしているのだが、午前9時~午前4時くらいまで週7日働いて、夜明け前に入浴したりコンビニに行ったりして命をつないでいる。誰とも連絡が取れないので、櫛の歯が抜けるように、毎日少しずつ友人がいなくなっていく。
最近業務の成果は過去に例を見ないほどバグだらけでどうしようもない。幾ら働いても時間を消費するだけで、今週は全く建設的な結果が得られていない。そろそろ使えない人間の烙印を押され、報酬か社員の身分のどちらかを剥奪されるのだろう。
そのうち、会社、元友人、そして他の誰の記憶からもいなくなって、その時僕には何が残っているんだろうか。大槻ケンヂが空気男と言ったのは、こんな人間のことだろうか。まあ、どうでもいいけれど。