海外版 CD 輸入禁止反対

okatch が言及しているのを見て驚愕。

愚かなことはやめてくれ。

今まで大手の外資系レコード店等で色々と興味深い海外のマイナーなアーティストを知ってきたわけだが、これからは自分で海外サイトを彷徨って、自分の琴線に触れる音を探さなければならなくなるのか。おそらくは店員の個人的趣味と思われるオススメ輸入版コーナーみたいな物がある店は多いが、担当者の趣味と僕の趣味が合っていたら、自分の時間を費やさずとも、音楽的発見を新たにするようなとてつもない音に出逢える可能性が高かったのだ。しかし、今後レコード店での販売が禁止されれば、そのチャンネルはなくなる。

ウェブの形で情報を発信していないアーティストは、僕はこれからどうやって知ればよいのだ。そういう趣味の人間は UK インディーの雑誌でも個人輸入すればいいと言うことなのだろうか。僕はどちらかと言うと売れ線の曲よりも、音楽の新たな解釈をしている人の曲に興味がある。そういった趣味の人は、最近は決して少なくはないと思うのだけれど。

こう言った妙な改悪を重ねると、法案の意図とは逆に、ますます国際競争力を弱めることにしかなり得ないだろう。この手の思想は、文化の多様性を政治的意図でねじ伏せることに繋がりかねず恐ろしい。

海外盤CD輸入禁止に反対するホームページ
http://sound.jp/stop-rev-crlaw/
海外盤CD輸入禁止に反対するBLOG
http://blog.goo.ne.jp/stop-rev-crlaw/

**バレ

会社バレ、という言葉で悩む必要がない僕は恵まれているのかも知れない。
少なくとも入社前から自分のサイトは会社バレしているし、あろうことか初対面のお客さんにまでサイトが知られていることがある。他にも、メーリングリストに本名で投稿しまくっているのでそちら経由で知られていたこともある。
さすがに、繁忙期に MIDI サイトの更新をかけることはないけれど、それも会社バレ云々ではなくて、単に気力がないからだ。住民税の特別徴収額が変わるので、MIDI サイトや音楽作成関連で僕が副収入を上げていることは会社も知っている。特に文句を言われたことはないので、今年はもう少し大々的にやるつもりだ。
ここで書きなぐっている文句は常々社内会議や稟議に上げていることでもあるし、僕が週 4日ほど徹夜しているのは全員が知っている。
他にも親バレ、彼女バレ、などのいわゆる**バレがあるみたいだけれど、僕はどちらも既に通過済だ。大学留年中にサイトを閉じろという親の勧告は耳が痛かったけれど、それを仕事にするつもりだったので無視してしまった。
今、バレて困る相手は誰だろう。全て開けっぴろげというのも、何だか少し寂しい。

MovableType 再インストール

API をよく確かめもせず適当にいじくりまわしていたら MovableType のあちらこちらの機能が壊れ、結局そのまま放置したままになってしまっていた。CVS の repository が入ったマシンが故障したせいもあって、結局元ソースから入れなおすはめになった。久々にまともにトラックバックが通るようになった。
何が原因でおかしくなっていたのかは結局わからなかったけど、今はそんなことを考えている時間がないので、問題は先送り。

トラックバック破損

どんなエンコードで Ping を打たれても文字化けしないよう、独自でトラックバックの改造を進めていたところ、何をどうしても正常に Ping できない状態に陥った。
そろそろ MovableType 自体の再インストールをしたほうがよさそうだ。

異世界を見ている人たち

FLASHのサイトなどもう全く珍しくもないけれど、数多の凡作の中でも完全に異彩を放っている人たちがいる。きっと絵のうまさや音の綺麗さなどよりも、彼等の目からはこの世界の見え方が違うのだ。
[samorost]
チェコのデザイナー Jakub Dvorsky の作品。矢印の方向に主人公を連れて行く形式のちょっとしたゲームになっている。柔らかく落ち着く音楽と、脱力を誘うような世界観。退廃の極みのようでいて美しい映像。何でそうなるんだと言うアクションの連発なので最後まで行ければそれなりの達成感が得られる。
この人の作る世界観は結構好きだけれど、事務所のサイト内のギャラリーにある食材をクリックすると電波が出る作品で bjork の vespertine からの引用が非常に多かったのはちょっと残念だった。
[FLASHBACK]
チリ生まれ、スウェーデン在住のクリエイター、Danny Gomez の作品。FLASH 内でも使用されている SHPONGLE のジャケットを作ったりしている人のようだ。絶対ジャンキーに違いないと思わせるようなセンスだけれど、後半の曼荼羅みたいな部分を見ているとなぜか落ち着いてくるので繰り返し見てしまう。何と言うか、旧皮質に働きかけてくる色合いだと思う。
僕も人にこのくらいの衝撃を与えられる曲を作ってみたいものだと思う。

男性度・女性度

僕は恋愛ジャンキーだと思う。
どちらかと言うと人間関係にポエティックなものを求め、この歳の男性なら当然持っているであろう、利害関係を主眼に据えた冷静な視点に立つことが難しい。
ちょうど後輩のサイトの掲示板で紹介されていた、男性度・女性度を測るテストをやってみた。
心理テスト(Female or Male Brain?)
思考パターンが男性的か女性的かを測るテスト。 0 ~ 150 点が男脳、150 ~ 180 点はオーバーラップ、180 ~ 300 点が女脳というテストで、僕の結果は 180 点。オーバーラップと女脳の境目だそうだ。
心理テスト(About Female or Male Attitude BSRI)
正確が男性的か女性的かを測るテスト。最低 1 ~ 最高 7 の指数で、女性度 6.4、男性度 4.9 の両性具有型との事。
やはりやや女性的であるとの結果が出た。別に男性を強く主張したいわけではないけれど、自分では恋愛に関する部分を除けば結構野郎臭にまみれていると思っていたので少し意外。

IT の普及についての小考

現代人の精神はITで弱るか

okatch氏から中毒気味という言葉が出たのが僕的に少々衝撃的で、本題とは関係ないところで触発されてしまった。

「車を手に入れて足腰が弱るようなものだろうか」

このハサン氏の意見は言い得て妙だと思う。okatch氏の言うとおり、他者の生活に深く介入せずとも緩やかに繋がることが可能になった。そしてそれはとても僕らにとって楽なことだった。「弱る」という言葉を使うなら、普及すればするほど、僕の IT に関する感動は大いに弱っていったのだと思う。ただ、単にある変化に対して慣れた、という観点では何も本質は変わっていない。

やや一般論にすりかえてみると、自動車に限らず、電気・水道・ガス等のライフラインにしても、地球上のスパンで考えれば極めて限られた地域の都市生活者がそれを生活必需品であると認識しているに過ぎない。好もうと好まざると、一度ある便利な物が存在する生活を知った者にとってはもはやそれこそが日常なのだ。不便だった頃の生活のディテールは簡単に忘れることができる。

人はいつでも自分がより楽な環境に流れるものだと思う。ある時は肉体的や物質的な負担を減らすため、ある時は自らや身の回りの誰かの心を傷つけない為に。その目的を実現する何らかの手軽な手段を手に入れてしまったら、遠からずそれは生活の一部に組み込まれる。それが存在しなかった時代にも人は当然生活していたはずなのに、ある時気が付くとそれ無しの生活が困難になるといったことが起きる。

もちろん、止むを得ない事情がある場合には元の生活に戻ることは可能である。ある日突然依存の対象を永遠に失ってしまったとしても、ほとんどの人は相応の時間をかければ変化した状況に慣れることが出来る。もちろん楽な方向に流れるのとは異なり、それ相応のエネルギーや対価は必要だろうけれど、長い時間をかければほとんど忘れることすら出来るかもしれない。例えば、先日は牛丼がなくなると言って大騒ぎになっていたが、多分一ヶ月も経てば話題にも上らなくなる。

有体の意見だが、慣れること、そして忘れることは人間の最大の強みでもあり弱みでもあると常々思っている。車に乗って足腰が弱るとしても誰もが車を購入するように、誰もが IT の存在を自然に感じて時には中毒になる程に、言い換えればそれだけ慣れさせることが出来る程に IT と呼ばれるものを普及させたことは業界にとって大成功だった。が、当然これからは成熟業種の例に漏れず、慣れの壁を打破するような強烈なインパクトが必要になってくる。一般コンシューマを新たな概念で開拓するという、旧来の業種ではもはやなし得なかったことが出来るのではないかと考え、僕はこの業界に飛び込んだわけだが、もはやそれは幻想だろうということを今さら改めて認識した。

後悔しても仕方がないので、とりあえずは blog が今年の終わりに普及しているくらいのレベルでその次の次に普及する物を予想して、それに参加できるような立ち位置に届くよう努力したい。

まじめな良い子

巷で噂のデータでわかる辛口性格診断に挑戦してみた。

あなたはもろ「いい人」! 「まじめな良い子」タイプです。もしかして、このエゴグラムの質問も1問1問真剣に考えてすごく時間かかりませんでしたか?あなたは、人から何かを頼まれると「いや」とは言えずに自分を犠牲にして人に尽くすお人よしです。陰日なたなく、人の批判や悪口などをいうこともありません。人よりも楽をしてもけようなどは言語道断。コツコツと地道な努力家といえますね。親という立場ならば、みな口を揃えて、あなたのような子供が欲しいと思うことでしょう。ひとつ、欠点をあげるならば、周囲に流されがちで的確な状況判断が弱いことです。周りに気を使いすぎて疲れていませんか?今一番大切なことは何か、優先順位をつける努力が必要です。一度にたくさんの悩みを抱えてどれもこれもどーしよう!!なんて状況になったらうまく気分転換しないと、抑うつや心気症などになりやすい危険性を持っています。神経的にまいってくると胃腸にでてしまうのもこのタイプの傾向としてみられます。

エゴグラムでは CACBA。自分ではそんなに真面目な人間だとは思っていないけれど、仕事で周りに流されているのは本当なのでまあ当たっているのかもしれない。

【仕事】
あなたは、仕事に関する業務知識を習得しようと努力し、常に新しいことにチャレンジしたいという向上心が強い人です。このままいけば、今の会社で確実にステップアップしていけるはず。
でも、会社に気を使うあまり、プライベートを犠牲にしてしまうことも多いようです。無理をして身体を壊したり、恋人や家族をないがしろにすることがないように、気をつけてくださいね。あなたは会社のロボットじゃないんですから。たまには「いい子」をやめて、肩の力を抜いてみましょう。

これなどまさにその通り。状況証拠がここまで固められた場合、そろそろ行動に移すべきなのかも知れない。

辞めると口にすると、いつも 「で、君は辞めて何を得るわけ?」 と返されてしまうけれど、これ以上大切なものを失わないうちに手を引くのが賢い者のすることだと思う。

トラックバック確認 (3)

末座氏が功徳日記からトラックバックを打って来られていた。

その際に問題点が 2 点。

  1. 通知メールが化けていた。
    • このサイトは UTF-8 エンコードである。
    • 使用しているレンタルサーバに Jcode.pm がインストールされていない為、変換できず化ける。
    • インストール依頼済。
  2. トラックバックの内容がデータベースにすら記録されていない。
    • このサイトはバックエンドに postgreSQL (UTF-8) を使用している。
    • 例えば、DBD::Pg ドライバのバージョンが合っていないのだろうか。
    • mysql に変えてみるのもありか。

結局今までの所、純正 MovableType のサイトからのみしかトラックバックを受け付けられていない模様。まあ、末座氏のところもトラックバックが化けまくりだったりするので、痛み分けということで。