先日から PC の CRT モニタがバチバチと音を立てている。7 ~ 8 年使っているから寿命なのだろうけれど、何かが破裂しそうな音なので火事になるのではないかと思うと怖い。
新しいのを買おうと思い、この際だから液晶にしようかとショップを覗いてみたが、今の画面と同じ 17 インチだとやはり高い。5万円出せば安めの PC 本体が買えてしまうので悩ましいところだ。だからと言って、またCRTにするのも部屋のスペースからすると考え物だ。
それよりも先に、ブレーカーが落ちまくるこの部屋の電源を何とかした方がいいという説もある。なんでしばしば保安器のコンデンサが爆発するんだ。
夢の風景 (4)
異動の季節
3月・4月は全国的に異動だらけだ。僕の周りでも、高校時代から卒業して現在に至るまでずっとお世話になっていた恩師が母校を離れたので、先日、10 世代に亘る OB が集合して送別会を行ったりした。
友人であるところのハナイ氏も 3 月末で職場を離れられたという。全然知らなかった。最近不幸があったこともあり、僕よりも更にミッションクリティカルな現場を渡り歩いて来ていたハナイ氏の緊張の糸はいつまで持つのだろうかとかねてから心配していたのだが、どうも糸が切れたような種類の退職ではないようだ。これまでやってた事にも外部から関わり続けることになる
ということだから、ちょうど僕と同じようなものだろうか。僕の場合は、去年会社が潰れた後に個人として外注を請け負い、新しい会社に入ってからもその仕事を引き続き行っているので、仕事の内容自体は 4 年目もほとんど変わっていない。
今の会社の人には失礼だとは思うが、僕は今の業務のみに埋もれて一生を終えるつもりはない。学生時代から変わらず、あくまで起業のための資金と人脈の準備期間と捉えている。このままの仕事を続ければ早晩死んでしまうだろうし、急がなくてはならない。まずは、今夜中に 3 月末が締め切りだった仕事を全部終わらせることから始めようか。
Aperiodique
相変わらず昼に夜を継ぎ、次の夜に昼を継いで仕事を進める。仕事が普段より特に多いわけでもなく、一時期と比べれば寧ろ負荷は減っているはずだけれど、とにかく能率が悪い。
最近は 30 時間ほど作業した後に 2 ~ 4 時間睡眠を取ることが多い。眠いタイミングが昼間に入ると、ほとんど何も作業が進まない。寝ているわけにもいかないのでパソコンの前に座っているが、かろうじて電話の応対のための作業が出来ている程度だ。周期のない生活は、社会人としていかがなものか。
能率が上がらないのは睡眠不足のせいだけではないと思う。さっきまでかなり時間をかけて友人に話を聞いてもらったおかげでだいぶ今の自分を客観視できたように思うが、どうしてこうも理屈では割り切れないことばかりなのだろう。そして今のところ、僕が悩んで悩んで出した結論は、結局僕を幸せにしていないし僕の為にはなっていないのだ。僕に足りないのは決断力と勇気、そして強い意志だと思う。重大な分岐点でそれを使わず流されてきた以上、次の分岐を待つしかない。それまでは、本来のコースに戻る方法を考えるか、このまま流されるかを考えていればいい。
あるいは、変に考えることをやめて、もっと仕事に溺れてしまえばいいんだろう。預金の残高が増えていくだけでも、今はそれなりに幸せだし。
外貨投資
今月に入ってから、人生で何番目かに高い買い物であろう生命保険に加入した。
7社から説明を聞き考えに考えた結果、僕の出した結論は P 社だった。65歳払込済の終身医療保険+ドル建て終身保険、それに加えて60歳までの家族収入保険という形になった。普通の人は保険は 10 年とか 15 年とかの定期物に入って、更新のたびにほぼ倍額の保険料を払うようになるものだが、この時代に年功序列で給料が上がるとも思えない。僕が選んだタイプは一生保険料は変わらない。また、医療保障や死亡保障は生涯続くものの、保険料のほとんどを60歳で払込済とする形にした。当面の負担はやや大きいけれど、未来への貯金として考えれば悪くはないだろう。ただし、僕がそれほど長生きするかどうかは知らない。
終身保険にドル建てを選んだ理由としては、しばらくはアメリカの失政によってドル安が続くだろうから円ベースでの保険料が安くつくことと、数十年の長期スパンで見れば亡国の宰相が巣食う日本円よりも世界通貨の一翼を担うドルを資産として持っている方が安定感がありそう、というところ。別にアメリカを買っているわけではなくて、ダメ同士の比較をしてまだマシだと思っているに過ぎない。日本政府の一挙手一投足は、全てにおいて危機感が足らないとしか思えない。
そんなわけで近々日本やアメリカでのテロが予測されていることもあり、今月から積立用の定期預金はユーロ建てにした。やり過ぎかもしれないけれど、何か起きてからでは遅いのでとりあえず防御線を張ってみた。他に外貨預金や外貨保険の実績がある人がいれば、意見を聞いてみたいところ。
あなたの為とは
12年前の春、人の為と書いて偽と読むだろう、と歌っていたバンドがあった。
あなたの為にと思って、このところ僕は自分の意に反することを言い続け、その発言に従って行動して来た。それはとても辛いことで、僕にとってのメリットはなかった。
けれど、その僕の行為は本当にあなたが望んだことだったのだろうか。僕が従ってきたのは、あなたがそう望んでいるであろうと僕自身が妄想していたあなたの像に対してであって、本来のあなた自身に対してではなかったのかも知れない。だとすれば、僕の意に反し、あなたの意にも反するその行為に意味はなかったのではないか。
今となってはもうそれはわからない。僕はあなたに対する信用という名を借りて、言葉を 100% 真に受けていた。それはある意味の思考停止とも言えるだろう。あなたも第二の意味を想像させる言葉は口にしなかった。僕らはまだ少し、遠慮しすぎていたのではないだろうか。少なくとも、僕は自分が望むことをあなたに投げかけてみるべきだった。
悲しいことに、1 月 28 日の夢の前半は、正夢になってしまった。後半をどうするかはこれからの僕らにかかっている。とは言え、僕の方から何かを起こすことは僕自身によって禁じられている。
情けない話だが、前に進むためには妄想家の自分を踏み越えて行くしかないようだ。
桜の木の下で
**バレ
会社バレ、という言葉で悩む必要がない僕は恵まれているのかも知れない。
少なくとも入社前から自分のサイトは会社バレしているし、あろうことか初対面のお客さんにまでサイトが知られていることがある。他にも、メーリングリストに本名で投稿しまくっているのでそちら経由で知られていたこともある。
さすがに、繁忙期に MIDI サイトの更新をかけることはないけれど、それも会社バレ云々ではなくて、単に気力がないからだ。住民税の特別徴収額が変わるので、MIDI サイトや音楽作成関連で僕が副収入を上げていることは会社も知っている。特に文句を言われたことはないので、今年はもう少し大々的にやるつもりだ。
ここで書きなぐっている文句は常々社内会議や稟議に上げていることでもあるし、僕が週 4日ほど徹夜しているのは全員が知っている。
他にも親バレ、彼女バレ、などのいわゆる**バレがあるみたいだけれど、僕はどちらも既に通過済だ。大学留年中にサイトを閉じろという親の勧告は耳が痛かったけれど、それを仕事にするつもりだったので無視してしまった。
今、バレて困る相手は誰だろう。全て開けっぴろげというのも、何だか少し寂しい。